山岳の至宝 太山寺の歴史と壮麗な寺院群
山岳の至宝 太山寺の歴史と壮麗な寺院群
太山寺は、藤原鎌足の祈願によって、その子の定恵和尚が開基となり、鎌足の孫である宇合(不比等の子)に至って堂塔伽藍が完成した。霊亀二年(716年)と伝えられている。山岳寺院として、その構えの雄大さと、所蔵文化財の多さにおいては、屈指の寺であろう。
参道より石段を上り、広庭からさらに二十数段石段のある壇上の壮大な建物が、国宝の本堂で、約七百年前に再建された。正面には本尊薬師如来、その左右には四天王像が安置されている。
本堂に向って左側の阿弥陀堂は、貞享五年(1688年)の再建で、丈六の阿弥陀如来をおまつりしてあるが、これは藤原時代の形式を備えた、鎌倉初期の優秀な木彫で重要文化財に指定されている。
このほか境内には、太子堂、護摩堂、釈迦堂、羅漢堂、地蔵堂、磨崖仏などがあり、三重塔の近くを伊川が流れている。この渓流を渡ったところが奥の院で、奇岩怪石が乱立し、老樹巨木が生い茂り、幽玄な雰囲気を醸し出している。
太山寺は、藤原鎌足の祈願によって、その子の定恵和尚が開基となり、鎌足の孫である宇合(不比等の子)に至って堂塔伽藍が完成した。霊亀二年(716年)と伝えられている。山岳寺院として、その構えの雄大さと、所蔵文化財の多さにおいては、屈指の寺であろう。
参道より石段を上り、広庭からさらに二十数段石段のある壇上の壮大な建物が、国宝の本堂で、約七百年前に再建された。正面には本尊薬師如来、その左右には四天王像が安置されている。
本堂に向って左側の阿弥陀堂は、貞享五年(1688年)の再建で、丈六の阿弥陀如来をおまつりしてあるが、これは藤原時代の形式を備えた、鎌倉初期の優秀な木彫で重要文化財に指定されている。
このほか境内には、太子堂、護摩堂、釈迦堂、羅漢堂、地蔵堂、磨崖仏などがあり、三重塔の近くを伊川が流れている。この渓流を渡ったところが奥の院で、奇岩怪石が乱立し、老樹巨木が生い茂り、幽玄な雰囲気を醸し出している。
神戸市西区伊川谷町前開224 〒651-2108 神戸市西区伊川谷町前開224