弘法大師ゆかりの元髙野立木の観音さま

弘法大師ゆかりの元髙野立木の観音さま

弘仁六年(815)、弘法大師が諸国を御修行中、近江の国(滋賀県)の琵琶湖から唯一流れ出でる瀬田川のほとりにおいでになりますと、対岸の山に光を放つ霊木があるのにお目がとまり、不思議に思って向かわれた所、瀬田川の急流に阻まれ近づくことができません。
 困っておられた弘法大師の前に白い雄鹿が現れ、大師を背に乗せて川を跳び渡り霊木の前に導き観世音菩薩のお姿に変げされました。
それ以来、麓の渓谷は「鹿跳(ししとび)」とよばれています。
 大師はこんな有難い奇瑞があろうか、これは自分がちょうど四十二才の大厄にあたっているので観音様にお導きいただいたのだと歓喜され、「おもえば人の世には何人も免れ難い厄難があり、中でも男四十二才、女三十三才は危難の年である。どうか自分の災厄のみならず未来永劫の人々の厄難厄病を救い給え」と心願をこめて、根のある立木のままの霊木に大師の背丈にあわせて聖観世音菩薩の尊像をお刻みになりました。
 以来千二百有余年、信心する人には必ず感応ましまし霊験あらたかな厄除の「立木の観音さま」、あるいは「たちきさん」と尊ばれ広く信仰されてまいったのであります。

弘仁六年(815)、弘法大師が諸国を御修行中、近江の国(滋賀県)の琵琶湖から唯一流れ出でる瀬田川のほとりにおいでになりますと、対岸の山に光を放つ霊木があるのにお目がとまり、不思議に思って向かわれた所、瀬田川の急流に阻まれ近づくことができません。
 困っておられた弘法大師の前に白い雄鹿が現れ、大師を背に乗せて川を跳び渡り霊木の前に導き観世音菩薩のお姿に変げされました。
それ以来、麓の渓谷は「鹿跳(ししとび)」とよばれています。
 大師はこんな有難い奇瑞があろうか、これは自分がちょうど四十二才の大厄にあたっているので観音様にお導きいただいたのだと歓喜され、「おもえば人の世には何人も免れ難い厄難があり、中でも男四十二才、女三十三才は危難の年である。どうか自分の災厄のみならず未来永劫の人々の厄難厄病を救い給え」と心願をこめて、根のある立木のままの霊木に大師の背丈にあわせて聖観世音菩薩の尊像をお刻みになりました。
 以来千二百有余年、信心する人には必ず感応ましまし霊験あらたかな厄除の「立木の観音さま」、あるいは「たちきさん」と尊ばれ広く信仰されてまいったのであります。

立木山 立木山寺の情報
立木山 立木山寺の情報
住  所
〒520-0865
滋賀県大津市石山南郷町奥山1231
〒520-0865 滋賀県大津市石山南郷町奥山1231
電話番号
077-537-0008
本  尊
立木聖観世音菩薩
開  基
弘法大師
創  立
弘仁六年(815年)
拝 観 料
無料
拝観時間
午前9時~午後4時
御詠歌
瀬田川の 霧も立木の 観世音 峰吹く風に 晴るる身のうさ
御詠歌
瀬田川の 霧も立木の 観世音 峰吹く風に 晴るる身のうさ
電車、バスの場合
JR石山駅より京阪バスにて立木観音前バス停下車(約25分)、石段を800段(15分~30分)
自動車の場合
名古屋方面から名神高速道路「瀬田西IC」より約15分。大阪方面から名神高速道路「瀬田西IC」より約15分または、京滋バイパス「石山IC」より約12分。石段下に無料駐車場あり。
新西国霊場
Copyright © 新西国霊場. All Rights Reserved.
新西国霊場
新西国霊場は、一般の方々の意見をもとに選ばれた、
人気のある寺院で構成されている霊場です。
Copyright © 新西国霊場. All Rights Reserved.