日本最初の本格寺院
本尊 飛鳥大仏は現存する
日本最古の仏像
日本最初の本格寺院
本尊 飛鳥大仏は現存する日本最古の仏像
“飛鳥の大仏さん”で知られる飛鳥寺は、祟峻天皇元年(588年)蘇我馬子が発願、聖徳太子と共に八ヵ年の日子を費やし、推古天皇の四年(596年)十一月に落慶した。法興寺、元興寺、飛鳥寺と呼名され、創建当時は塔を中心に東西北に3つの金堂を配し、その外側に回廊をめぐらし更に講堂を含む壮大な伽藍であったことが、近年の発掘調査により明らかになっている。推古天皇の十七年(609年)天皇が詔して金銅の大仏が造られ、中金堂に安置されたのがご本尊の飛鳥大仏さま(銅造釈迦如来坐像)で、重要文化財に指定されている。この大仏は、わが国における最初の鋳造大仏で、飛鳥文化をしのぶ貴重な存在となっている。
尚 現在の本堂の位置は、創建当時の中金堂のあった場所であり、大仏さまは創建当時と同じところに座っておられるわけである。
現在の飛鳥寺は、文政八年(1825年)旧中金堂位置に再建された堂宇に大仏さまをおまつりし、観音堂、鐘楼その他小さな建物があるのみで、往時の壮大な姿は見られないが、周囲の静かなたたずまいと、澄んだ空、清らかな飛鳥川の流れから大和朝の昔を偲ぶことができる。
ちなみに、新西国霊場の御本尊は、聖観世音菩薩となっている。
“飛鳥の大仏さん”で知られる飛鳥寺は、祟峻天皇元年(588年)蘇我馬子が発願、聖徳太子と共に八ヵ年の日子を費やし、推古天皇の四年(596年)十一月に落慶した。法興寺、元興寺、飛鳥寺と呼名され、創建当時は塔を中心に東西北に3つの金堂を配し、その外側に回廊をめぐらし更に講堂を含む壮大な伽藍であったことが、近年の発掘調査により明らかになっている。推古天皇の十七年(609年)天皇が詔して金銅の大仏が造られ、中金堂に安置されたのがご本尊の飛鳥大仏さま(銅造釈迦如来坐像)で、重要文化財に指定されている。この大仏は、わが国における最初の鋳造大仏で、飛鳥文化をしのぶ貴重な存在となっている。
尚 現在の本堂の位置は、創建当時の中金堂のあった場所であり、大仏さまは創建当時と同じところに座っておられるわけである。
現在の飛鳥寺は、文政八年(1825年)旧中金堂位置に再建された堂宇に大仏さまをおまつりし、観音堂、鐘楼その他小さな建物があるのみで、往時の壮大な姿は見られないが、周囲の静かなたたずまいと、澄んだ空、清らかな飛鳥川の流れから大和朝の昔を偲ぶことができる。
ちなみに、新西国霊場の御本尊は、聖観世音菩薩となっている。
奈良県高市郡明日香村飛鳥682 〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥682