
第八番札所 南向山 西方院(なんこうざん さいほういん) |
〒583-0995 大阪府南河内郡太子町太子1663 |
TEL:0721-98-0133 |
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−宗派− 浄土宗
−本尊− 阿弥陀如来 十一面観世音菩薩
−開基− 聖徳太子の三侍女
−創立− 推古帝の御宇(622年)
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御詠歌
むらさきに 雲のにほひて 観世音 在(おわ)しまします 西方の空
ご説明
この西方院は、日本で最初に創建された尼寺であったと言われている。

その昔、蘇我の大臣の娘たちに、日益、月益、玉照の三姫があった。三人とも聖徳太子の乳母で、太子の死を知るや髪を剃り、太子御廟の近くに太子菩提のための寺を建てた。これが現在の西方院で、当時は、法楽寺といい、後に荒廃したものを蓮誉寿正尼が中興し、その時から、西方院と呼ぶようになったと言われている。

本堂には、太子作の阿弥陀如来像と三尼公の木像がまつられており、聖徳太子が御二歳、南無仏と唱えられたときの像も安置されている。どこまでも太子ゆかりの寺という感じがする。この他、極楽浄土変相図、慈雲尊者の遺墨や、中将姫が髪で刺繍されたという三尊仏なども残されている。

西方院の南側の墓地の一角に小さなお堂があり、その中に三基の墓石がある。三尼公のお墓である。千三百年の間、この片隅で、つつましやかに世の移り変わりを眺めてきたこの墓石は私たちに何かを語りかけているようである。
拝観料・拝観時間
無料 午前9時より午後5時まで
アクセス
<電車、バスの場合>近鉄長野線・喜志駅下車、金剛バスで循環、又は上ノ太子行にて太子前下車右すぐ(喜志−太子前10分)。喜志駅よりタクシー5分。八尾市に太子堂(勝軍寺)があり、その前のバス停が太子堂であるが、ここは太子前であるので間違わないこと。

<自動車の場合>国道170号線で喜志に至り、太子町に向って東進約10分。又は高速南阪奈道路で羽曳野東で降り東進5分、町立無料駐車場及び叡福寺無料駐車場あり、バス数台、乗用車30台駐車可。
→より詳しい地図(Mapion)
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