新西国霊場の霊場巡礼について、ご説明いたします。

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新西国霊場-新しい巡礼の旅

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霊場巡礼とは?

もともと、霊場巡礼は平安時代頃の、修験道や僧の修行、あるいは『源氏物語』にみられるような貴族階級の願掛けを発端とした神社への詣でが、その初期の形態ではないかと言われています。

その後、末法思想の流行や仏教の庶民への浸透などにより、また様々な僧の諸国行脚などにも影響され、霊場巡礼は浄土信仰を背景とした極楽往生を願うものへと変化して行きました。江戸時代になると、霊場巡礼は、平和な世の中を反映して現世利益を求める旅行としての要素も加わり、より庶民に普及することになります。

それでは、現代における霊場巡礼の意味とは何でしょうか?

霊場巡礼は、確かに一つの「旅」ではありますが、大切なのは皆さんの心の「旅」であるということです。この「旅」により、私たちは普段の生活の場を離れ、非日常的な世界に自分の身を置くことができます。もしかしたら、いつもの忙しい生活では見ることのできない聖なるものに近づき、触れることができるかもしれません。そのことは結果として、自分自身を見つめ、日常生活の様々な価値を見直すきっかけとなるはずです。

霊場巡礼は再生の旅でもあるという考え方もあります。霊場の仏さまと神聖な雰囲気に触れ、自分自身や様々な価値を見つめることで、新たな自分として、再び日常生活のなかへと戻っていく。霊場巡礼は、色々な人と出会い、仏さまと向き合うことで、自らの心を癒し生まれ変わる、その道程であるといえるでしょう。

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