新西国霊場や、霊場巡礼などについての質問集です。

霊場・巡礼Q&A サイトマップ リンク集
新西国霊場-新しい巡礼の旅

トップ > 霊場・巡礼Q&A

霊場・巡礼Q&A

新西国霊場について

  • 新西国霊場の由来を教えて下さい。
  • 新西国霊場が誕生したのは、昭和七年(1932年)のことです。当時の大阪時々新報、京都日日新聞、神戸新聞を母体とした三都合同新聞社が、近畿二府四県(大阪・和歌山・奈良・京都・滋賀・兵庫)の寺院の中から一般読者の意見の中から、各札所・寺院は選定されています。霊場自体は新しいものの、それぞれの札所・寺院は歴史を持った名刹ばかりです。

  • 新西国霊場は、全てのお寺をめぐらないといけないの?
  • 全てのお寺を巡礼し終えることを、「満願」(結願とも言う)と言いますが、全てのお寺を巡らないといけない、巡らないと意味がないというわけではありません。巡礼の意味は、個々人の心の持ち様ですので、ご自身のペースで巡られるのをお勧めします。

  • 霊場は、番号順にめぐらないといけないの?
  • そんなことはありません。例えば、巡りやすいところから、めぐっていただいても全く問題ありません。新西国霊場は近畿二府四県(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)にわたっていますので、計画を立てて少しずつ巡ると良いでしょう。

  • お寺の名前に「○○山」って付いているのはなぜ?
  • この「○○山」という名称を「山号」といいますが、歴史的な背景があります。日本の仏教は、インドから中国を経て伝わったわけですが、その過程で、お寺での修行は空気が澄み、世間との係わり合いの薄い山の上で行われるのが良いということになりました。そのため、お寺の名前には「山号」がつくようになったと言われています。

巡礼について

  • 巡礼の作法を教えて。
  • 最も大切なことは、敬虔な気持ちで仏さまを拝む心ですが、山門の一礼から始まり、お参り後、再び山門から出るまで、幾つか作法がございます。詳しくはこちらの「霊場巡礼の基本」にまとめておりますので、御覧ください。

  • どんな格好でお参りしたらいいですか?
  • 巡礼というと菅笠(すげがさ)や白衣、輪袈娑(わけさ)などを身に着けるものいうイメージがありますが、必ずしもこうした服装でないといけないわけではありません。大切なのは、巡礼される方の内面ですので、巡りやすい楽な服装で結構です。もちろん、菅笠や白衣、輪袈娑などを身に着けたものが巡礼の正装ではあります。

  • 巡礼者はなぜ白い服(白衣)を着るの?
  • 巡礼者の方の白い服を「笈摺(おいずる)」とも言いますが、元々は白装束を着ることによって、俗世間から一旦離れ、仏さまや聖域に近づき自らを省みるということを、意味していたようです。

  • お経を知らないのですが・・・・。
  • お経を覚えておく必要はありません。むしろ暗記してしまうのではなく、そのつどお経を見ながら、真心込めて読むことに意味があります。慣れない最初は難しいかと思いますが、巡礼のご作法として読経されることをお勧めします。

  • 宗派は何宗なら良いのですか?
  • 新西国霊場は、様々な宗派の寺院から構成されています。そのため、宗派によって巡礼できないということはありません。どなたでも自由にご自分の意思で巡礼することができます。

  • 体力的に心配ですが、大丈夫でしょうか?
  • 巡礼される理由は人それぞれかと思いますが、お体を壊してしまっては本末転倒でしょう。新西国霊場は、各寺院を順番に巡らないといけないわけでもありませんし、必ず全ての札所を巡らないといけないわけでもありません。ご自身のお体と相談して、春や秋の良い季節のときに、訪れやすいところから巡られるとよいでしょう。

用語について

  • 札ってなに? 札所ってなに?
  • 「札」とは仏様へのご挨拶のことで、お札に願い事や氏名などを書き、霊場に詣でた証として奉納するものです。かつては木製の「札」でしたが、現在は紙製のものを使用します。このお札を奉納する場所ということで、お寺のことを「札所」とも呼びます。

  • 御詠歌ってなに?
  • 御詠歌(ごえいか)は、和歌や韻文に節をつけた曲で、「仏教歌」「賛美歌」ということができます。読経されるかわりに、御詠歌を読まれる方もおられます。

  • 納経ってなに?
  • 文字通り「経を納める」ということで、かつては各お寺に写経を納めることでしたが、現在は、お寺のお堂前でお経などを唱えることを言います。この納経の証としていただくのが、「御朱印」になります。

  • 御朱印ってなに?
  • お寺を訪ね経を納めた証として、いただくお寺の「印」のことです。通常、納経帳や、笈摺(おいずる)、掛軸などに御朱印を受けます。

  • 納経帳ってなに?
  • 御朱印を受けるための帳面です。各お寺でご用意しています。通常、巡礼された方の生きた証として、子孫へと伝えられるものと言われます。

  • 満願(結願)ってなに?
  • 霊場の全てのお寺を巡り終えることを、「満願」ないし「結願」と言います。また巡礼の所願を達成することを、「満願」とも言います。

ページトップへ
Copyright(C)2005 新西国霊場会 All Rights Reserved.